ハーディ ハルフォード ９ｆ６ｉ バンブー・フライロッド
商品説明ハーディ ハルフォード ９ｆ６ｉ バンブー・フライロッド

往年の高級志向のハーディフライロッドです。
元々は大金持ちのハルフォード氏の為に製作されたロッドで、氏の為に製作したロッドと同じ仕様のロッドは「ハルフォード・プライスレス」と呼ばれるほどの高級品だったと言われています。

Frederic Michael Halford (13 April 1844 5 March 1914), pseudonym Detached Badger was a wealthy and influential British angler and fly fishing author.
フレデリック・ミッシェル・ハルフォード（1844-1914）は、ドライフライ・フィッシングを確立した人です。
何かを好きな人はその反対の事はたいてい嫌いで、ハルフォード氏はウエット・フライフィッシングはお好きではなかった様です。
ただ「お金持ち」だったので、自分仕様のロッドを、ハーディ社に作らせています。
よく海外オークションに出てくる「ハルフォード・ノッカバウト」は廉価版で、ハルフフォード氏自身は販売した事はご存じないかも知れません。
知っていれば、全てを買い取ってへし折ってしまったかも知れません。

廉価版の「ハルフォード・ノッカバウト」は２ピースで、高級志向の「ハルフォード」は３ピースです。
ものの本には、釣り竿を持ってこない友人に貸す為にノッカバウトをハーディに作らせたとの記載が有りますが、「拘りの塊」のハルフォード氏が「２ピースロッド」はオーダーしないと思います。

このロッドはハルフォード氏が存命の１１１年前の１９１２年に作られた３ピースの「ハルフォード」で、途中ハーディ社等でレストアが行われていたと思いますが、最後は多分プロショップの仕事です。
本来は、ガイドは全てメノウリングですが、フルオープンブリッジに交換されています。
間違いないオリジナルの部分は、グリップ以下くらいだと思いますが、ブランクが１００年以上前のもので、スティールセンター仕様で調子は抜群です。

仕様は下記の通りです。

製造年 ： １９１２年
製造番号 ： Ａ７０１６９
全長 ： ２９０ｃｍ （９ｆ６i ）
使用ライン ： ５～７番
継数等 ： ３ピース （２ティップ）
フェルール ： スパイラル・ロック・ファースト
主要ガイド ： フルオープン・ブリッジ
トップガイド ： 純正メノウリング入り（割れ無し）
ストリッピングガイド ： 非純正メノウリング入り（割れ無し）
スレッド ： クリムゾン
グリップ ： シガー （柾目コルクで汚れ有り）
リールシート ： ニッケルシルバー製リング＆ポケット
バットエンド ： 固着しているのか外れません。（壊したくないので無理はしていません）
付属品 ： 純正竿袋 （汚れ・破れ有り） ＋ 純正バンブーケース（ヨレヨレのクロスバック付で本革の蓋は欠落）